2010/08/18
ゴトゥコラレシピコンテストの応募締め切りまであと一ヶ月となりました。まだまだ投稿が少ないのですが、ゴトゥコラ部メンバーの何人かが、レシピを考えている情報知り、少しは安心しました。
なぜレシピコンテストなのか?なぜテーマは「ゴトゥコラを日本の食卓になのか?を私の思いを皆さんとも共感できるといいなと思い、これを書くことにしました。
私が生まれ育ったスリランカでは、ゴトゥコラとはどこの家庭でもよく食べる野菜です。正直いって、ゴトゥコラの若返り効果や頭がよくする効果などをわかって、みんなが食べているわけではありません。ゴトゥコラのサプリメントやハーブティーなどが一般のスリランカ人が使用することもないのです。
だからこぞ、効果効能だけをアピールして、ゴトゥコラを売らない、ゴトゥコラをサプリメントにしない、食べ物として、野菜としてのゴトゥコラを広めたい、ゴトゥコラの取り組みを始めてから、私の中ではぶれなかったことです。
それには、今まで誰にも言わなかった、深い話があります。スリランカの普通の家庭で育った、私の食卓への家族への思いだと思いますが、うまく伝えられるのでしょうか?
日本に来たばかりのころ、親が何をしていると聞かれ、学校の先生と答えると、
「じゃ、家は金持ちなんだね。じゃないと日本なんかに留学できないよね」と殆どの人が勝手に判断します。うまく日本語で本当のところを説明でできなかった自分も辛かったです。日本を基準にみんなそう考えるでしょう。
でもスリランカの現状が違います。リセッション〔景気後退〕が続いているスリランカでは、今日100円で買ったものが、一週間後には110円になることもあります。一年で値段が倍になることも普通です。たまにスリランカ帰って、買い物するとき、本当に驚きます。この前スリランカ帰って、お店でジュースを飲んで、20ルピーをわたしたら、
店員さんににらめられた経験があります。
この私たちにはなじみのない経済状況の中で、固定給料をもらっている、学校の先生や公務員なように、政府に働く人の生活もとても厳しいです。ものの値段が急増しても給料があがらない。でも副業もできないです。
そういう家庭で、育った私たちは親の給料日である、毎月の20日がとても楽しみにまっていました。それは、月に一回だけのチキンとヌードルが食べられるからです。そして給料日の10日間ぐらい前から、そのへんの山でとれるものをばかりたべる生活をはじまります。その山のメニューの中で私の大好物がゴトゥコラでした。
11歳で家を離れ、寮生活を始めたときも、休みに帰ってくると、お母さんが私の大好物である、チキンとゴトゥコラだけは必ず作ってくれました。チキンとゴトゥコラと、それをお母さんの手で食べさせてもらうこと、子供のころの私の贅沢でした。
だから、ゴトゥコラが私の中では、高級食材でも、健康食品でもありません。お金がないとき、親の財布を少しでも助けてくれた、魔法の食べ物の中の一つです。
そういう苦しい生活の中で、親が毎日のようにいってことがあります。
「あなたたちの教育にこんなにお金がかからないのであれば、今はもっと裕福な生活ができるかもしれない」
「でも私たちがあなたたち二人にあげられるのは、いい教育をできる環境を作ることだけ」ほかに何もやってられないから、自分の将来のこと、自分で考えなさい。勉強するか?しないか?自分できめてやりなさい。「勉強しろう」とうちの親にしつこく言われたことがありません。
親ががんばっている、姿がみていると、親にあまり迷惑をかけてはいけないと心のどこかで思っていて、そのへんの山で取れたものでも、おいしく食べられたと思います。高級食材だから、おいしいわけではない。誰かと食べるのかによって、美味しさが決まります。
世界中のどこの食材も簡単に手に入るようになった、私たちが住んでいる今の日本では、子供が好きなものを好きなだけ、食べさせることができます。いいものばかり食べることに夢中になったのか?家族の絆を深まれる場所である、食卓の大切さが、忘れかけているような気がします。
学校給食にお金が払っているから、「いただきます」は言わなくてもよいと教える親と、世界中の美味しいものばかりを食べさせて、大きくしたのに、親への感謝がまったくない子供もいる社会で私たちが住んでいることを毎日のニュースをみるとわかります。
この社会にはゴトゥコラというものがもう一つの食材だけで、効果効能が語れば、いくら高くても、自分の子供にも食べさせたいという、親も出てくるでしょう。
でもこの社会でのゴトゥコラの役割は、子供の頭がよくすることでも、お母さんたちを若返させることでもないと私は思っています。もっともっとシンプルなものである「食卓の大切さを伝える」これだと思っています。
食卓は家族のコミュニケーション場所であり、子供と親が向き合う場所でもあります。そこでうまれる会話で、子供が親からたくさんのことを学び、親は子供の様子を確認できる場所であります。家族みんなで乗り越えないいけないものがみんなで共感できる場所でもあり、ここで子供が親の背中をみて、感謝の気持ちを持てるようになります。
食卓の会話が増えると、人が人をもっと大事にする社会を作れると、ゴトゥコラ部が信じています。
ゴトゥコラと一緒にこの思いも伝えられるように、これからもがんばります。
ゴトゥコラのレシピコンテストをやりますと、うちのおかんに話すと、
「ゴトゥコラは、サンボル〔サラダ〕とコラキャンダ〔お粥〕しかできないでしょう?ほか何ができるのと、全然面白がってないです」多分だいたいのスリランカ人の考え方だと思います。
どこの国の食べ物でも、自分の国にあうようにアレンジして、美味しくいただく文化をもつ、日本だからこそ、私はゴトゥコラに可能性を感じます。是非是非、ゴトゥコラレシピコンテストを楽しんでいただけたらと思っています。
たくさんの応募お待ちしております。
山でゴトゥコラを発見

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