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 4月13日、朝10時。隠岐神社の前には、300人以上ものひとが足袋をはいて体を動かしていました。

 この日は1年に1度の綱引き大会。通称「海士ござらっ祭」今年は30チームが参加したこの大会、 実は今回で23回目となるイベントなんです。チームによっては3月から練習を始めるチームがあるほど、相当熱のこもったイベントで、今年も桜が咲く中、熱戦が繰り広げられました。海士だけでなく、隣の島から小学校チームから大人のチームまで参加。朝の船で皆さんやってきます。




 ちょうど時期は桜が満開をすぎて、散りだす時期。選手だけでなく、観客の皆さんもブルーシートを敷いて花見も楽しめちゃいます。とっても和やかな雰囲気の中、開会式へ。選手入場では、全チームの紹介を昨年の様子なども交えて紹介されました。会場にはテレビカメラも入っており、わいわいがやがや。仮装してくる選手も何人かいて、徐々に熱気があがってきます。


つなひき

 開会式を終えると、未だにガヤガヤしている会場の雰囲気とは別に、選手同士の緊張感は高まっています。両チーム向かい合って、準備万端。皆さん握りや立ち位置を何度も確かめます。そして・・・!

つなひき

つなひき

「せいや~!」「だー!」もう怒声なのか、なんなのか。とにかくすごい迫力で綱を引き合います。といっても、綱はグイグイ動かしたり、反動をつけたりするようなことはありません。あくまで全員の呼吸を合わせて、体を後ろに倒したまま、ずるっずるっと引いていくこの綱引き。駆け引きやチームワークが命だそうです。もう一度始まってしまえば、次から次へ。おじさんから子どもまで。女子チームの闘いも、また違った迫力がすごい!

つなひき

あっという間に予選を終えて、昼休憩。隣ではたこ焼きやかき氷なんかの屋台が出てて、とっても祭な雰囲気。あぁ、春がきたんだなっ。午後は雨の予報にもなっていたためか、決勝トーナメントがすぐに始まりました。もう結構疲れていてもいいのに、やっぱりスゴイ声に、ギリギリの闘い。

そして、迎えた決勝戦は、なんと菱浦地区のチーム同士の対戦。しかも昨年もそうだったというのだから、ホントに脱帽。結局昨年のリベンジを果たした↓のチームが貫禄の優勝を果たしました。

つなひき



1ヶ月も前から練習を繰り返して、当日には何百人も集まって。大のおじさんからちっちゃい子どもまで全力でつな一本引っ張って。世界の国旗を張り巡らせて、夜中まで打ち上げやって。

まるで宮崎アニメの中のシーンのような錯覚を覚えました。あぁ、いいなぁと素直に思うんです。多分そこに意味なんてなくて、ただそれが続いていることが、ひたすら楽しみ続けていることが、実はとってもかけがえのないことなんだと感じました。また来年、2年後、3年後、10年後、変わらずじりじりひっぱっているのか、国旗が張り巡らされているかわからないけども、きっとおじさんから子どもまで全力で楽しみ続けている姿は変わらずにあるんだろうなと思えた1日でした。


海士は、、、元気だっ!

   

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