2010/02/14
第11回「後鳥羽院俳句大賞」入賞作品
今年、第11回目となる「後鳥羽院俳句大賞」の入賞作品が発表されました。
●隠岐後鳥羽院俳句大賞
漆黒の隠岐牛光る良夜かな / 藤林 正則(北海道)
●海士町長賞
新藁もて黒牛の黒磨きけり / 横山 茂子(三重県)
●西ノ島町長賞
運ばるる牛と見てゐる春の海 / 桝野 雅憲(東京都)
●知夫村長賞
牛を守り牛に守られ島のどか / 横山 茂子(三重県)
●入選
祭りには間のある隠岐や楸邨忌 / 近藤 一石(神奈川県)
火葬塚稲妻のたび立ち上がる / 志村 美好(埼玉県)
島中の虫に鳴かれて逝かれけり / 中村 義夫(東京都)
泳ぎ切りし牛のがばりと海を脱ぐ / 柴田 良二(愛知県)
海鳥のやがて紛れて葉月潮 / 髙杉 光昭(静岡県)
どこか濡れどこか光りて島芽吹く / 人見 正(埼玉県)
●佳作
青空を蹴つて隼降下せり / 関根 通紀(宮城県)
ぼけるとか呆けてゐるとか菊日和 / 金川 清子(東京都)
松籟も鬼哭の秋や火葬塚 / 桝野 雅憲(東京都)
点在の島の親しき秋天下 / 稲葉 房子(愛知県)
安産札貼る牛小屋に冬の月 / 横山 茂子(三重県)
伏流を飲みて島牛天高し / 森田 由穂(島根県)
真青なる海をひつぱり牛泳ぐ / 重冨 美津恵(大阪府)
秋潮の洞窟に飛び込んだまま / 神林 軍治(島根県)
断崖の上に牧あり牛馬肥ゆ / 髙木 守正(島根県)
●青少年の部 最優秀賞
石 寒太選
こまいぬとにらめっこする赤とんぼ / 白石 貴志(島根県)
西村 和子選
風がふきポツンともみじが家出する / 梶谷 魁(島根県)
上田日差子選
空一面おじぎしているすすきかな / 原 康平(島根県)
宇多喜代子選
焼きいもを食べて口からゆげがでる / 大野 湧稀(島根県)
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